今回は、iPhoneケースの互換性、つまり同じケースが使いまわせるモデルはどれなのか、解説したいと思います。
スマホ選びの参考になれば幸いです！
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今回比較する機種
今回は今でも使っている人が多いであろうiPhone 8シリーズ以降が対象にして、ケースの互換性を見ていきたいと思います。
ナンバリングモデルとSEシリーズを合わせた全25モデルです。
最新のiPhone 15シリーズと互換性があるモデルは？
まずは最新のiPhone 15シリーズのケースの互換性を紹介します。
ここでは、デザインやサイズ感がにていて、ラインナップも近いiPhone 12シリーズ以降のモデルと比較していきます。
iPhone 15 Pro Max
最上位モデルのiPhone 15 Pro Maxを同じPro Maxモデルと比べると、ベゼルが細くなったことで全体的なサイズが小型化していることが分かります。
また、厚みはカメラ性能の向上やバッテリーの大型化で増えており、基本的に他のモデルと互換性はありません。
| iPhone 15 Pro Max | iPhone 14 Pro Max | iPhone 13 Pro Max | iPhone 12 Pro Max | |
|---|---|---|---|---|
| 画面サイズ | 6.7インチ | 6.7インチ | 6.7インチ | 6.7インチ |
| 幅 | 76.7mm | 77.6mm | 78.1mm | 78.1mm |
| 高さ | 159.9mm | 160.7mm | 160.8mm | 160.8mm |
| 厚さ | 8.25mm | 7.9mm | 7.7mm | 7.4mm |
iPhone 15 Pro
iPhone 15 Proについても、これまでのモデルと比べて厚さが増しているので他のProモデルとのケースの互換性はありません。
特に、前モデルのiPhone 14 Proからは結構小さくなっているので、ケースの使い回しはできませんね。
| iPhone 15 Pro | iPhone 14 Pro | iPhone 13 Pro | iPhone 12 Pro | |
|---|---|---|---|---|
| 画面サイズ | 6.1インチ | 6.1インチ | 6.1インチ | 6.1インチ |
| 幅 | 70.6mm | 71.5mm | 71.5mm | 71.5mm |
| 高さ | 146.6mm | 147.5mm | 146.7mm | 146.7mm |
| 厚さ | 8.25mm | 7.9mm | 7.7mm | 7.4mm |
iPhone 15 Plus
大画面標準モデルにあたるPlusはiPhone 15 PlusとiPhone 14 Plusのみですが、この2機種の間にケースの互換性はありません。
高さと厚さはほぼ同じなんですが、iPhone 15 Plusの方が幅が小さくなっています。
| iPhone 15 Plus | iPhone 14 Plus | |
|---|---|---|
| 画面サイズ | 6.7インチ | 6.7インチ |
| 幅 | 77.8mm | 78.1mm |
| 高さ | 160.9mm | 160.8mm |
| 厚さ | 7.8mm | 7.8mm |
iPhone 15
標準モデルのiPhone 15は、幅や厚さは近いモデルがあるものの、高さはこれまでのモデルより約1mm大きめになっています。
したがって、ケースの互換性はありません。
| iPhone 15 | iPhone 14 | iPhone 13 | iPhone 12 | |
|---|---|---|---|---|
| 画面サイズ | 6.1インチ | 6.1インチ | 6.1インチ | 6.1インチ |
| 幅 | 71.6mm | 71.5mm | 71.5mm | 71.5mm |
| 高さ | 147.6mm | 146.7mm | 146.7mm | 146.7mm |
| 厚さ | 7.8mm | 7.8mm | 7.7mm | 7.4mm |
ケースの互換性があるiPhoneは4グループ
今回25機種もiPhoneを比較していますが、ケースの互換性があるモデルは結構少ないです。
似たサイズ・形状でも、厚さやカメラのサイズ、ボタン位置が若干違う場合が多く、微妙にケースが使いまわせないんですよね。
例えば、iPhone 13 miniとiPhone 12 miniは厚さ以外は同じですが、厚さの違いによってケースの互換性がありません。
今回は、そんな中で互換性がある4グループを紹介します。
iPhone 13＆iPhone 14
iPhone 13は2021年発売の無印iPhoneで、iPhone 14はその後継モデルです。
スペックがかなり近いこの2機種はサイズもほぼ同じとなっています。
スペック上は厚さが0.1mm異なりますが、大体のケースは使い回すことが可能です。
ただ、薄型ケースなどサイズ感がシビアなケースは使い回せない可能性もあるので注意しましょう。
ちなみに、iPhone 13は上位モデルのiPhone 13 Proとサイズは同じですが、カメラの大きさが違うためケースの互換性はありません。
| iPhone 14 | iPhone 13 | |
|---|---|---|
| 画面サイズ | 6.1インチ | 6.1インチ |
| 幅 | 71.5mm | 71.5mm |
| 高さ | 146.7mm | 146.7mm |
| 厚さ | 7.8mm | 7.7mm |
iPhone 12＆iPhone 12 Pro
2020年発売のiPhone 12シリーズは無印とProのケースを使い回すことができます。
無印とProということでカメラレンズの個数やスペックは違いますが、カメラユニットのサイズが同じになっているためです。
本体サイズ自体も全く同じですね。
無印とProでケースが使い回せるのはiPhone 12シリーズのみで、かなり珍しいパターンと言えます。
| iPhone 12 | iPhone 12 Pro | |
|---|---|---|
| 画面サイズ | 6.1インチ | 6.1インチ |
| 幅 | 71.5mm | 71.5mm |
| 高さ | 146.7mm | 146.7mm |
| 厚さ | 7.4mm | 7.4mm |
iPhone XS＆iPhone X
2017年発売のiPhone XはiPhone発売10年の節目に登場したモデルで、iPhone XSはそのマイナーアップデートモデルとして2018年に発売されました。
この2機種を比べると、iPhone XSはSoCなど中身の進化が多く、外側は全く同じなのでケースの互換性があります。
似たラインナップのiPhone XRはサイズが少し大きめなのでケースを使い回すことができません。
| iPhone XS | iPhone X | |
|---|---|---|
| 画面サイズ | 5.8インチ | 5.8インチ |
| 幅 | 71mm | 71mm |
| 高さ | 144mm | 144mm |
| 厚さ | 7.7mm | 7.7mm |
iPhone SE（第2世代）/（第3世代）＆iPhone 8
廉価モデルで最新のiPhone SE（第3世代）は前モデルの第2世代やiPhone 8とケースの互換性があります。
というのも、iPhone SE（第2世代）/（第3世代）はiPhone 8がベースになっているからです。
廉価モデルのSEシリーズは、古いモデルの金型を再利用することでコストカットが行われており、現行のiPhone SEはiPhone 8を使っているというわけです。
ちなみに、iPhone 7もiPhone 8とケースの互換性があるため、iPhone 7/8など古い機種から最新のiPhone SE（第3世代）に乗り換えてもケースの再利用ができる点は便利ですよね。
| iPhone SE（第3世代） | iPhone SE（第2世代） | iPhone 8 | |
|---|---|---|---|
| 画面サイズ | 4.7インチ | 4.7インチ | 4.7インチ |
| 幅 | 67.3mm | 67.3mm | 67.3mm |
| 高さ | 138.4mm | 138.4mm | 138.4mm |
| 厚さ | 7.3mm | 7.3mm | 7.3mm |
機種変更時はケースも買い替えるつもりの方が安心
iPhoneは見た目が似ていることが多いんですが、意外とケースの互換性があるモデルは少ないです。
特にナンバリングモデル間での互換性はかなり少ないですね。
一方、SEシリーズは旧モデルと同じ形になるので互換性があることが比較的多くなっています。
次期iPhone SEがどのモデルがベースになるのかは注目ですね。
基本的には、新しいモデルへの乗り換え時にはケースも合わせてチェックすることをおすすめします。
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