今回は、折りたたみスマホに注目していきます。
折りたたみスマホの定番モデルであるGalaxyのZシリーズももう5世代目が出ましたが、いまいち世間で一般的に流行っている感じはないですよね。
ということで今回は折りたたみスマホがなぜ流行らないのか、そしていつ流行るのか、考えていきたいと思います。
スマホ選びの参考になれば幸いです！
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折りたたみスマホの歴史
商用として世界初の折りたたみスマホは中国のRoyoleが2018年に出したFlexPaiです。
翌年の2019年にサムスンが初代Galaxy Foldを発売し、のちにHuawei、Xiaomi、OPPOなどが追随したという流れですね。
国内でもGalaxy Zシリーズが販売されていますが、街中でよく見かけるほどはメジャーにはなっていない状況が続いています。
モバイル業界でも「本当に流行るのか、いつ流行るのか」と数年前からずっと唱えられていますね。
折りたたみスマホが流行らない理由は？
それではここからは折りたたみスマホがいまいち流行らない理由を見ていきます。
①価格が高いから
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どうしても折りたたみスマホは技術的にコストがかさんでしまうのが現状です。
国内でGalaxy Z Foldシリーズのような横折りタイプの新品を買おうとすれば、基本的には20万円を超えますし最近は25万円を超えることも多いです。
スマホに20万円払えるのはそこそこの富裕層かスマホオタクくらいな気がするので、まだまだマーケットが小さい感は否めません。
普通のハイエンド機並みの15万円前後くらいになれば、少しは状況が変わるのではないでしょうか。
②ソフト面が変化に追いついていないため
OSやアプリなどのソフト面がいまいち大画面に対応しきれていないという現状もありますね。
Android OSはAndroid 12Lから大画面向けにやっと最適化が行われました。
しかし、アプリ側はまだまだ対応できていないことが多く、スマホ表示を横に伸ばした形になったり黒帯が表示されたりすることが多いですね。
大画面を使えるのが折りたたみスマホの魅力なのに、大画面だと使いにくいアプリがあるのは今後の成長に期待するしかない部分です。
③（悲しいけど）アップルが出していないから
やっぱりアップルが折りたたみスマホを出さないと、大衆向けに広まりにくい部分があると思いますね。
例えば、スマホのベゼルレスや有機ELなどの技術もアップルが出してからやっと広まっています。
アップルが出せばそれがデファクトスタンダードとなり、他社がそこに追いつこうとしてやっと市場が活性化する流れがあるのは今も変わらないのではないでしょうか。
ちなみに、折りたたみiPhoneよりは折りたたみiPadの方が出そうと言われているので、アップルの動きにも注目です。
また、アップルが出せば市場が活性化して需要も広がるので、今以上に部品代が下がり折りたたみスマホ自体も安くなっていく可能性も考えられます。
④（もしかしたら）折りたたみスマホ自体の需要が無い可能性
「スマホを折りたたむこと」「タブレットをポケットに入れられること」が折りたたみスマホの最大のポイントですが、一般ユーザーにとってこれらのポイントはそこまで必要性が無い可能性もあります。
使ってから「これ便利！」とハマることはあるかもしれませんが、「買って使ってみよう」という段階にそもそも至りにくいのが現状ではないでしょうか。
この需要があるかどうかという部分も、アップルが出したときに初めて見えてくるかもしれませんね。
折りたたみスマホはいつ流行るのか
まずは、価格帯がもう少し下がらなければ折りたたみスマホは普及しないと思いますね。
他のスマホと同じ土俵に立つには価格も同じくらいになる必要があります。
また、アップルやもう少したくさんのメーカーが折りたたみスマホを発売してから、というのも考えられます。
折りたたみスマホが普及するきっかけになるとすれば、この2つくらいではないでしょうか。
つまり、一般大衆が認知して、そこから手を出せる価格になったいればある程度普及するということです。
価格が下がってきたGalaxy Z Flipシリーズは、街中でもたまに見かけるくらいには普及してきているので、やはり価格は大事なポイントですね。
折りたたみスマホはまだまだ成長中、今後2～3年がキーになるか
折りたたみスマホは、技術面や市場の状況の両方がまだまだ成長している段階にあると言えます。
現時点ではまだ市場規模が小さく、普及しているとは言い難いのが現状です。
GoogleがPixel Foldを発売しましたし、今後2〜3年以内にアップルなどのメーカーから発売される可能性もあります。
大手メーカーが出すことで一般層への認知も広がり、流行るきっかけになり得ますし、市場の活性化や低価格化につながります。
今後のメーカーの展開や一般層の反応に注目していきたいですね。
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