今回は、Appleの新製品であるVision Proを買うべきか、解説していきたいと思います。
スマホ選びの参考になれば幸いです！
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Apple Vision Proとは
Apple Vision Proは、Appleが新しく発売したゴーグル型のデバイスです。
現時点ではアメリカのみの発売となっており、日本では今のところ購入できません。
「Appleが新しく投入するデバイス」「価格が日本円で50万円以上」といった点から注目を集めています。
また、Vision Proは「次のiPhoneになるのか」といった視点で語られることも多いですね。
デバイスの分類としてはHMD（ヘッドマウントディスプレイ）で、空間上にディスプレイを表示したり3Dデータや写真を立体的に表示したりできます。
その中でも、Vision Proは視線や手の動きをトラッキングして操作を行うスタイルです。
これまでに他社で登場しているAR・VRゴーグルの延長線上にあるようなデバイスですね。
空間をコンピューターとして利用することから、AppleはVision Proによる体験を「空間コンピューティング」と呼んでいます。
Apple Vision Proがアメリカで不人気？
そんなApple Vision Proがアメリカで返品されまくっているという噂や情報が飛び交っています。
ただ、AppleInsiderの取材によれば、実際の返品率はiPhoneなど他のApple製品と同程度とのことです。
返品する人の多くは「酔って気分が悪くなる」「頭痛がする」など身体的に合わなかったケースが多いようで、この点は仕方ないと思います。
一方でレンタル感覚で返品制度を使うYoutuberもいるようですね。
結局のところ、Vision Proが不人気ということは無く、注目度が高いからこそ出てきた噂と言えるでしょう。
Apple Vision Proが抱える課題とは
Apple Vision Proは初代機なため、まだまだ課題も多いデバイスです。
現時点で挙げられる課題は大きく分けて2つあります。
1点目は本体が重いということです。
Apple Vision Proの本体重量はバンドのサイズなどで変動しますが、約600〜650gです。
この重量のものを頭に乗せるため、首への負担はそこそこあると思われます。
競合製品と言えるMetaのQuest Proは700gですが、Vision Proはそれよりも重心バランスが悪いため重さを感じやすいとの声が上がっています。
また、Vision Proはバッテリーを内蔵していないため、専用のバッテリーパックを別途持ち運ぶ必要があります。
バッテリーパックの重量は353gなので、合わせると約1キロと結構重いですね。
2点目にソフト面の環境が整っていないという課題があります。
Vision Pro用のアプリはiPad用のものがベースになっています。
Mac用ではないため本格的な作業に向かない場合があり、「価格の割に生産性は上がらない」といったレビューも上がっています。
Vision Pro自体まだまだ登場したばかりなので、アプリなどソフト面の開発が進めば実用性は増してくると言えるでしょう。
Apple Vision Proの日本発売はいつ？価格は？
Apple Vision Proは、アメリカ以外の国では「2024年末までに」発売すると公式発表されています。
ただ、具体的にどの国でいつ発売されるかは不明で、国ごとにグループ分けして段階的に発売されるとも予測されています。
いずれにしろ、早ければ2024年中には日本でも購入できる可能性はあると言えるでしょう。
そうなると気になるのが販売価格ですが、Vision Proのアメリカでの販売価格は3,499ドルです。
3,499ドルを1ドル＝150円で換算すれば約52万円になります。
もちろん、Vision Pro発売時のドル円相場によっても国内価格は上下すると思われますが、いずれにせよかなり高いことは確かです。
ちなみにiPhone 15シリーズの最上位モデル（15 Pro Max 1TB）の米国価格は1,599ドルで、日本での販売価格は約25万円になっています。
やはり、Vision Proは50〜60万円台くらいにはなりそうですね。
Apple Vision Proはどんな人におすすめ？
Vision Proは今買うべきなのか、という点が気になると思いますが、正直言ってまだまだこれから成長する分野なので、現時点で多くの人におすすめできるものではないと思います。
基本的にはアーリーアダプターやお金に余裕のあるApple信者向けと言えるでしょう。
また、定価74,800円のMeta Quest 3でもVision Proに近い体験は可能なので、単純にHMDが気になる方はMeta Quest 3をチェックしてみてはいかがでしょうか。
他にも、PCモニターの代わりとして使うならグラス型のXrealシリーズもおすすめです。
まだまだ発展途上、でも可能性は感じる
Apple Vision Proは登場したばかりなこともあり、まだまだ課題は多いと思います。
ただ、iPhoneのように世界を変えるデバイスになる可能性は感じられ、ガジェット好きとしては非常に期待したいところです。
ソフト面の環境が整ったり、日常的に楽に装着したりできるようになれば、普及する可能性はあると思います。
また、Vision Proの登場により他社含めHMD市場も盛り上がりつつあります。スマホを置き換える存在になるか、今後の動向に注目です。
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